· 

第24回「卓晏」 2019.7.17

参加者:体験者4名、体験者家族1名
献 立:夏野菜の煮浸し、冬瓜とかしわの煮物、鱧と玉葱のすまし汁、糠漬け、ご飯

 

 

 今月は、体験者の方の治療と制度の使い方、生活のこころのあり方など盛りだくさんの意見交換の場となりました。それぞれの治療との向き合い方、考え方を聞く事で今後の治療生活のヒントを持って帰っていただけたかと思っています。

 そんなお話をふり返ってみたいと思います。

 

・会社には病名を申告しなくていいの?

「病気」に関することはかなり個人的な情報なので、情報を何処まで伝えるかは個人の判断で良いと思います。(不安な場合は、拠点病院にある「相談支援窓口」などで相談してみて下さい。社会保険労務士などを紹介をしてくれます。)

個人的な意見ですが、職場の雰囲気がお互いに協力し合えるような雰囲気や病気等(長期療養)への社内ルールがあるなら積極的に活用する事を勧めます。直接働く部署の職場の雰囲気が微妙な場合は、総務課や人事課などで社内規定を確認しながら相談して対応をしてもらうことをお奨めします。

※基本的に会社には「安全配慮義務」という従業員を安全で清潔な職場環境を整える義務の事をいい、社内設備の点検や産業医を置くなどが含まれています

 

・休業保証制度とは?

 社会保険加入者が使える制度です。(※詳しくは、協会けんぽの制度をリンクお読み下さい。)

 会社から十分な保証が得られない時に使用する制度なので、利用する際は自身の治療計画を鑑みて利用するべきかどうかを判断して下さい。

制度を利用することで、メリットは経済的な不安を少なくし治療に専念出来る、デメリットは長期休養のため職場復帰のモチベーションが低くなったり、復帰後の職場への順応力に不安を感じるなどがあります。

国民健康保険には無い制度なのでフリーランスの方は、民間の生命保険等で補填するなどが現状です。

 

・遺伝子検査を受けた方が良いのか?

これからの治療のために受けてみてはと考えての質問でした。

今回の参加者さんの中には検査を受けられ適応薬の治療をされている方からの経験談をはさみながら、検査結果から起こる今後の予備的治療を受けれるのか、子供の将来の懸念や家族へ与える影響などの意見のなかどのように対応してゆけば良いのか悩む患者の思いが次々とでてきました。ここでは、治療計画のなかに検査が必要とさている場合は取り入れてゆくべきだが、予後的な意味ではさらなる見えない不安を抱えるだけなので必要と思われるときに受ければいいのではとの結論にいたりました。

 

今回は、退院後間もなくの身体で参加してくださった方・現在も治療中の方・家族の方と治療に向き合う時間経過の違いや、立場の違いからそれぞれの意見がでた会になりました。

 

 

【終了後の感想】

お話が出来ありがとうございます。

知らない事が多く、とても良い勉強になりました。

 

いろいろなお話を聞くことができ、また自分の質問も聞いて頂くことができためになりました。ありがとうございます。

 

新規の女性2人の体験の話から、いろいろと発展していって話が深まったのは幸いでした。

 

いろいろお話が聞けて勉強になりました。

様々悩まれて 生きられている事が励みになりました

 

皆さん、知識が多くてビックリしました。治療の制度も複雑ですね

 

当会では仕事帰りに寄れるように、と平日夜間に開催しております。

 美味しくて体に優しい晩ごはん付きです。 ぜひお気軽にご参加を^^

 

 (文責:山本)