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第14回「卓晏」 2018.8.15

参加者:経験者1名、医療関係者2名

献立:冷しゃぶサラダ、変わり奴、ごはん、漬物
お盆の開催でしたが、3名の方が集まって下さいました。

今回はお一人の悩みに、医療関係者お二人が参加されていたのでより具体的なアドバイスが飛び交う会になりました。

テーマになったのは、病気からの身体の不調が、仕事に影響がでていてどうすれば良いのかを語り合いました。

語り合った内容は、

・主たる病状の方は、治療薬が効いているのですが副作用?で骨の一部に欠損ができ歩きにくくなってしまい、病状については主治医に相談するが、「骨は再生しているので、回復するまで待つしかない」とのこと、思うように身体が動かないので仕事がでチャンスを逃す事がありとても辛い。

 

・アドバイス

 主治医のおしゃる「骨の再生」は何時までに・何処までの回復を目指して話されているのかを確認した方が良い。医師と患者では、意識の違い(例 術後体力がもどるは、患者は10割・医師7割を考えているなど)があり認識のズレを見過ごしていると治療結果に不満が出てきます。また骨の再生より、快適な生活を優先させる場合とでは治療方法が変わるのかも知っておくことでご自身の治療の選択肢が増える事が、QOLの向上につながります。そういった意味でも、ご自身の希望する状態を医師に理解してもらい、希望に近づくための治療について話合われる事をお奨めします。

 歩きにくく、転倒の注意がある場合は積極的に「杖」を使用した方が良い。ご自身の身体を守ることが一番の目的になるが、見た目から他者に対しても(ぶつからないように配慮がされる、荷物の持ち運びの手伝いなど)有効な手段になるので活用した方がよい。

 

 仕事に関しては自営業ということなので、会社員のような手厚い保護が無いので仕事を休むとダイレクトに家計に影響がでてしまいます。そのためにも、家族、子供さんがある程度の年齢の場合は子供さんも交えて現在の病状・仕事の状態・家計のことなど少しずつでも話合われた方が良いと思われます。特に子供さんの場合は将来の進学・就職などにも影響がありますし、状況を理解したうえで家業のお手伝いなど家族で協力してゆくことで現状を替えてゆくことが出来るかも知れません。

 

 何事も良い結果を得られるかどうかは分かりませんが、何もしないで1人で悩んでいるよりは行動に移して理解を得られるように努力をする事で状況に変化が生まれます。

【終了後の感想】

・話が聞けて良かったです。また参加したいです。

患者さんの思いや、体験者からのアドバイスが良かったです。

 こんな場所があることはいいですね。

・今日も、マシンガントーク楽しかったです。

 

当会では仕事帰りに寄れるように、と平日夜間に開催しております。

 美味しくて体に優しい晩ごはん付きです。 ぜひお気軽にご参加を^^

 

 

追伸: 後日に下記の様なメールを頂きました。

  (抜粋した内容を掲載させていただいてます。)

 

先日は有難うございました。
初参加という事で、多少不安もありましたが、
料理も美味しく、とても楽しい時間でした。
患者会=もっともっと硬い話が飛び交う会、という難しいイメージだったので、
皆さん、予想以上に力が抜けていて良かったです。
もっと早く参加していればと後悔しています。
疑問や悩みがあっても主治医と話せる時間は短いので、
共通の話題で、同じ患者の立場の人が居て、
しかも医療の専門家が一緒に居て話ができると本当に心強いです。

 

 卓晏は、一期一会の気負わずにいろんな人達が食卓をかこんでおしゃべりを楽しむそんな会です。

 

(文責:山本)

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