今後の治療と病院選び
※今回の私のような方法は、特殊だと思いますのでご了承ください。
「ところで、今後の治療はどこでする?」
この一言で、主治医の内では大まかな治療計画が出来ているらしい
「どこが良いと思います?
手術は必要になります?」
今後の見通しを話してもらおうと、こんな感じで聞いてみた。
主治医のクリニックでは手術はとうぜんの事ながら無理、できて抗癌剤治療まで、それに私は数年前に転居していて、このクリニックへの治療のための通院は難しい。
「精密検査を受けて、そのまま治療を進めるなら奈良ならN病院かSN病院、Y病院を紹介するよ。大阪の病院で決めてくれて良いよ。」
「大阪が良いです。」
「大阪だとGセンターか、カルテのあるO総合医療センターだと地域連携で予約を入れれるけど。」
「最新設備か、カルテがある方とでは先生はどちらが良いと思います?」
「まぁ、カルテのある方が今までの状況が分かっているから対応が良いと思うよ。それにまた最初から検査を受ける時間がもったいない。」
「じゃぁ、O総合医療センターでお願いします。」
「今日は土曜日だから手続きが火曜日以降になるけど火曜日以降にこっちに予約票取りにこれる?」
「・・・無理です。平日は、仕事をしているので診察時間に受取は無理ですし、土曜日も今月は予定が入っています。
先生、大阪のかかりつけ医に予約を取ってもらう事は可能ですか?」
「君と大阪のかかりつけ医の先生が良いなら、2件宛に紹介状を書くという方法でいけるよ。」
「ではそれでお願いします。」
ヒント
・地域連携とは、地域にある開業医の病院・医療機関をつなぐ窓口として、設置された部門です。
他の医療機関から紹介を受けて来られる方に、診察や入院などスムーズな医療を受けるための窓口。
・地域連携を通さないで地域の病院から他の医療機関を受診する場合は、受付や診療待ち時間が長くなる事が多いみたい
です。出来るなら地域連携を使ってスムースな検査・受診をお奨めします。
・がんの告知をうけ受診中の病院から転移をしなければならない場合の病院選びでは、最新設備の病院を選びたくなり
ますが、指定病院の認定を受けている病院であれば自身のカルテがある病院を選択肢に入れて検討されても良いかと
思います。また、開業医の先生も連携医療施設についての情報をもってらしゃるので、相談されると良いと思います。
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