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第1回 交流会 2016.11.16

会場の都合で、1ヶ月お休みしての本格スタートです。

参加者:経験者2名(乳がん)、未経験者1名(社会保険労務士)

献 立:巻き寿司2種・いなり寿司(市販品)、根菜と小松菜の白和、味噌汁、香物

 

前回は調理に時間をとられ、開催にあたってのお願いなど必ず話しておきたい事もできずに終わってしまった反省をもとに

大まかな流れを考えて進めることが出来ればなどと考えておりました。

今回の参加者さんは、前回体調不良でこれなかったからとお友達と一緒に参加、もうお一人は、社労士としてこの活動に参加を予定してくれている方で、どんな雰囲気なのか知ってもらうために参加してもらいました。
自己紹介のあとは、社労士の方が参加しているからか健康保険(社会保険制度)の利用についての話が中心となり、国民健康保険と社会保険の違いについてや医療費控除の方法、傷病休暇の扱いなど話は多岐にわたりました。


今回、私が注目したのは「治療開始数年での再発からの心と仕事への復帰について」です。
乳がんは4代後半~50代が罹患率が高いとされていますが、30代前後の若年者と云われる年齢の罹患率も近年急増して

います。若年者の乳がん患者の中にはフルタイムで働く者も多くいます。
告知後の治療時には、仕事があるという思いから治療計画に合わせ、職場の上司の理解があれば有給や特別休暇制度を

利用して働きながら治療の両立している方もいらっしゃいます。しかし、治療開始から数年で再発すると精神面でのダメージが大きく仕事を続ける気力が減退するなど就労危機に陥りやすい状況になるようです。

初回・再発にかかわらず傷病休暇を6ヶ月以上の長期でとった場合、その後の職場復帰率が著しく下がるという調査結果もあるそうです。
 仕事を続けるかどうかの判断は個々の問題となりますが、早期のカウンセリングや状況について話せる相手がいると精神的な安定が得られやすく、仕事を続けている方が多いように思います。また、大きな目標よりも小さな目標をたくさん用意し、目標が達成したことを喜び楽しみを増やす事で前向きに復帰後の生活をおくっていけるようです。

 

 私もかれこれ10年ちかく病気と一緒におりますが、ようやく1年の見通しを考えて手帳に毎月の目標を書くようになりました

それでも予定は未定と半年後には毎月の目標のことなんて忘れて、手帳には毎日の食事と就寝時間の記録が残っています。

先の事を考えることよりも、今日の自分は何ができたかが大切でその想いを記すための手帳を買えた事が最近の嬉しいこと。